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う〜ん。インターネットならでは、というか、なかなか、本でしか手に入らない、面白い話があるときには、引用させてもらっても、権利問題になる事は、まず無いので、引用させていただきます。 もちろん、著者の許可をとっているわけではないので、かわりに宣伝をさせていただきます。 現在、サッカージャーナリストでは、最も鋭く、且つ、新鮮な論説を持つジャーナリスト、西部謙司氏の本より。 出版社:双葉社 著者:西部謙司 題名:スローフット なぜ人は、サッカーを愛するのか サッカーマニアの本ではありません。題名の「スロー」は、「スローフード」の「スロー」の意味ととっていただければ、当たっていると思います。ヒューマンな、サッカーの話です。 で、面白い話というのは、夕刊紙や週刊誌の内部事情の話です。以下引用 このテの記者は、上司から、「つまらない事実より面白いウソを書け」といわれるそうです。もちろん、ぜ〜んぶウソでは、訴えられますから、ごちゃまぜにするのですね。朝刊スポーツ紙の、カウンターでもあるらしいです。つまり、朝刊スポーツ紙が肯定なら、夕刊紙や週刊誌では、否定。 本当とウソの程度は一定ではないのですが、どれが本当でどれがウソかを見分ける方法も、ないではないらしい。記者いわく、 「文中に引用するカギカッコの部分ですね。これが誰のコメントなのか。実名が書いてある場合は、ニュアンスの違いはあるとしても本人の言ったことです。次に信用出来るのは、サッカーなら、サッカー関係者でしょう。これは何らかの理由で実名を明かせないケースや、こちらが配慮して隠す場合もあります。その次が、メディア関係者ですね。一番信憑性が薄いのは”事情通”です」 ーjournalism-1談ーう〜む、”事情通”が一番信憑性が薄いのか。確かに、事情を知っているのに、関係者でないはずがない。 この記者によると、これまでもっとも信憑性の薄い「」の発言者表記としては、(六本木あそび人風)があったそうだ。さすがに、これでは誰も発言の内容を信じないだろう。 ”○○選手、六本木で大暴れ”という内容の記事だったそうだ。ところが驚くなかれ、その記事内で最も信憑性のある発言者が、この(六本木あそび人風)だったのだという。 「店で働いている女性で、そう書いてしまうと差し障りがあった。目撃証言としては最も強力なものだったのですが、六本木あそび人風ではねえ・・・・・・」 とはいえ、真実を訴えた部分が、 「××××が、○○○○していた」(六本木遊び人風) では、誰もそれが真実だと気づかないではないか。 「そうでしょうね。でも、本人は気づきますよ。誰が喋ったんだ、とね」 ウソの中に巧みに真実を潜り込ませ、人知れずグサリ。現代メディアにおけるゲリラ戦法は、なかなか奥が深いのである。 引用終わり。 ーjournalism-1談ー 深い。深すぎる。私が、ガセネタかそうでないかを見破るときに、用いる手段として、「カネがからんでいるか、カネの匂いがしないか」というのがあります。ビジネス的に、誰かにうま味のある話は、当然怪しいと断じます。「誰が利益を獲得するか」というのも、判断材料になります。このときの利益とは、カネに限らず、名声だったりもします。最近は、「内部告発」に注意をしています。JR西日本の事故でもそうでしたが、良くも悪くも、「文屋さん」はこの部分では、誰よりも先んじています。雇用されている側が、情報を漏らすのは、まず、新聞記者。テレビにその情報が行くのは、ずーっと後のことです。ネットでは、「内部告発」も信憑性がなくなってしまいますからね。
by journalism-1
| 2005-07-11 13:32
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