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まあ、だいたい、日本人というのは、悲観的に出来ていて、「最悪のケース」を、つねに念頭に置きたがりますね。まあ、精神的ダメージを、出来るだけ少なくする方法、という点では、理に適っていますが、逆に物事に対して、「及び腰」になってしまう傾向があって、そのために、すぐ、「ポジティヴ・シンキング」などということが、世間では、あたかも良い事のように思われていますが、この「ポジティヴ・シンキング」というのは、自信の裏付けが無いと、まったく出来ません。根拠無き自信、というのは、しょーもない男性が抱いているものですが、これで、「ポジティヴ・シンキング」をすると、的外れな方向に、積極的になるだけで、百害あって一利無し、ということになりがちです。 ちょっと、話はずれますが、私、今日は出掛けていて21:00に帰宅したのですが、宅配便の値段を知ろうと思って、とある宅配便の業者の、フリーダイヤルの「コールセンター」に電話したのですね。実は、同じような時間帯に、郵便局の、「ゆうパック」の値段を聞きに、ゆうパック集荷センターのフリーダイヤルに掛けたことがあるのですが、こちらは、きちんと電話に出て、人間が(?)対応してくれました。しかし、この宅配業者、業界最大手、とかいいながら、コールセンターに電話しても、まったくつながらない。最初から、既に音声ガイダンスなのに、その後の対処が、「現在、大変込み合っております。もう一度、時間を待ってお掛け直し下さい。」といいやがって、さらに、時間が経ってから掛けたら、またも、「大変込み合っております」と来て、さらに時間が経つと、音声ガイダンスのあとは、全部話し中。これでは、郵政民営化しても、勝てませんな、郵便局には。まあ、だいたい、最大手にしては、名前がよろしくない。基本的に、これを見たら、不吉なことがある、といわれているので、「ペルシャ猫ヤマト」とかにしたらどうだ? すいません。話がボケてしまいました。 そう、悲観的発想。とあるマスコミでは、 「最悪の場合(なんだよそれ!)、ブラジル、オランダ、ガーナと同組か!?」 などとやっていたが、それは、全然最悪ではない。ああ、この記者、サッカーには詳しくないな、と思ってしまいました。ちなみに、大手新聞で、サッカーの記事に定評のある記者というと、朝日の場合、現在は中小路徹氏が主に書いているが、まだまだ的外れであり、やはり、潮智史氏の記事が、本物である。日経では、吉田誠一氏が、まともな記事を書いているが、これは、先輩に当たる、武智幸徳氏にしっかり勉強させてもらったものだと思う。潮智史氏、武智幸徳氏共に、サッカーの本を出版している人だから、ま、ある意味、専門化並みではあるのだが。それにしても、読売は、ヴェルディは、日テレが親会社であって、読売直属でないから、という理由からか、サッカーの記事は、杜撰だ。牛木素吉郎氏などは、嘆いているだろう。もともと、日本のスポーツジャーナリズムにおいて、読売は欠かせない存在であったのだが、正力松太郎が亡くなってから、おかしな方向に行くようになったようである。ちなみに、毎日は、専門誌にきっちり取り上げられるような記者は一人もいない。東京中日スポーツの、財徳建治氏のほうが、よっぽど権威がある。 という所で、東欧のサッカーに詳しい、宇都宮徹壱氏の、記事は、とても参考になる。 いつも、抽選、とかいいながら、「見えない力」が働いている、という噂は絶えない。なぜなら、どうしても「因縁の対決」などがあるからだ。例えば、ブラジルの組に、オランダが入ると、サッカー通は、「毎回、名場面が出るんだよな。この試合は、意図的としか言えないな。」と勘ぐって見るし、ポルトガルが入れば、「それ、宗主国と、旧宗主国の対決だ。おまけにポルトガルのゲームメーカーは、元ブラジル人だ。因縁の対決だ。」と、またまた勘ぐってしまう。ところが、実際には、トラブルが起きそうな対決、というのは、1次グループでは、普通無く、ドイツ対オランダ、とかなると、「第二次世界大戦以来、因縁の対決、ベッケンバウアー対クライフの再現だ。」となって、多分トラブる事間違いないので、これはまずあり得ない。ドイツ大会において、開催国ドイツと、第二次世界大戦で因縁のあった国は、おそらく、同じ組には入ってこないだろう、という予想が立てられる。ヨーロッパの第二シードは、どの国もドイツと、あまり良い過去は持っていないが、あまり関係のなかったポルトガル、傀儡政権が立っていたクロアチア、あまり被害を受けていない、スウェーデンは、当たる確率が高いと思う。 宇都宮氏によれば、第一ポッドは、いつも前評判が倒れる、「無敵艦隊」ならぬ、「撃沈艦隊」のすペインあたりが、「最善」か、とあるが、確かに、アルゼンチンとメキシコ、は絶対に避けなければならないし、氏の言う通り、ドイツとの対戦も、「意図的」に避けられるだろう。なぜなら、日本が開幕戦で、大敗したら、経済的なマイナスも大きいからだ。しかし、むしろ、「最善」は、ブラジルだろう。毎回優勝を狙う、アルゼンチンやブラジルは、1次グループでは、レギュラーを落としたりして、「手抜き」をやることが多く、いまのアルゼンチンは、国情から考えて、「手抜き」はないと思われるので、ブラジルが一番手を抜きそうだ。また、選手にとって見れば、「ジーコ監督」というのも、モチベーションを下げる要因になり得る。「手抜き」の可能性は、イタリアにも充分あり、こちらも、下手したら、引き分けてくれるかもしれない。 第二ポッドは、アフリカ勢がいいと、宇都宮氏は言っている。確かに、南米の二カ国と「ジーコ・オールスターズ」との相性は、最悪だ。また、豪州も、今回はフース・ヒディングが率いているので、日本の弱点は、韓国を通じて、完璧に把握しているので、こちらも「最悪」である。だからといって、「ブラック・アフリカ」なら、どこでもいいかと言うと、そうでも無い。ブラックアフリカのうち、昔から強豪として認められている国の代表チームには、世界的に通用するニックネームがあり、ナイジェリア代表が、「スーパー・イーグルス」で、カメルーン代表が、「不屈のライオン」だが、この二チームは、出場を逃した。ただし、国旗にちなんで、「ブラック・スターズ」と呼ばれる、ガーナは、初出場でありながら、昔から定評のあったチームで、特に中盤が、エシアン(チェルシー所属、42億円の移籍)、アッピアー(現フェネルバチェだが、元ユベントス)、ムンタリ(ウディネーゼ所属)、と、むちゃくちゃ強力で、「ジーコ・オールスターズ」に例えて言うなら、「鋼の中盤」であり、「黄金」では、完全に封じ込められること確実。 チュニジアは、日本で見た頃のチュニジアではなく、ブラジル人が二人帰化して、攻撃が見違えるほど強力になった。もともと、マグレブのチームというのは、アラブに通じる、ねちっこいディフェンスと、トリッキーなボールの持ち方をするし、攻撃は、元ブラジル人にお任せ、の状態だから、コンフェデでは、見違えるほど強くなっていた。日本が、日本で対戦した時のような、「カモ」と思ったら、大間違いである。 「最善」は、アンゴラだろう。対戦した時も、ブラックアフリカの身体的強さが、まったく無かったし、組織的なサッカーをするようだ。これは、「組しやすい」ので、ここか、トーゴ辺りが、いいだろう。 第三ポッドは、ヨーロッパ第二シード、とは言っても、本来の強さからいったら、「どこが第二シードなの!」といいたくなるチーム多数。チェコは、前回の対戦から言っても、もともとサッカーのタイプが日本と似ていて、「組しやすい」相手だが、オランダやポルトガルと当たったら、もう「最悪」の二文字しか思い浮かばない。また、ちなみに言うと、過去の大会の三位チームを見て見ると、復活を賭ける古豪であったり(スウェーデン)、新興国で、国威発揚の意気込みがある(クロアチア、トルコ)、四位のチームを見ても、同じことが(ブルガリア、韓国)があり、この手は、モチベーションが高いので、要注意である。日本は当たる可能性は無いが、「汚名返上」に燃えるセルビア・モンテネグロ、国威発揚が掛かっている、ウクライナ、古豪であった、ポーランド辺りは、最初からモチベーションが「全開」なので、避けたいところ。私の考える「最善」は、ちょっと気の抜けてそうな、クロアチア(1998年で、良い所は出し尽くした感がある)か、スイス(組織的には高いレヴェルを持っているが、モチベーションというと【?】なチーム)あたりだろう。 ちなみに、「新興国」と国威発揚が掛かった「政治色の強い国」は、ダークホースの可能性が高く、低迷する経済を抱えるアルゼンチン、開催国のドイツ、国威発揚が掛かっている、セルビア・モンテネグロ、ウクライナ、ガーナ、豪州辺りは、かなり高い成績を修めると思われる。 写真は、日高の牧場。サラブレッドが、余生を送り、血統をつなぐ場所であり、「天高く馬肥ゆる秋」とかいいながら、先日薬局のおばさんと盛り上がってしまった、「シャンソンの【枯葉】の、セリフ部分だけで、終わってしまったような秋」を思いつつ、何か、メチャクチャ寒くなりそうな冬がきてしまいました、という思いを込めて、晩夏の風景にしました。
by journalism-1
| 2005-12-09 23:29
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