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出ました!「マシュ・ケ・ナダ」。これは、かなり勘違いされているナンバーで、ブラジル音楽ファンなら結構知っているトリビアであってもなかなかそれ以外の人には知られていない、勘違いエピソード満載の曲なのですね。 まず、この曲の作者は? 「セルジオ・メンデス」 ハイ!不正解! セルジオ・メンデスは、オリジナル曲をアレンジしてアメリカでヒットさせたのであって、この曲そのものを作曲した人ではありません。 このタイトル、「マシュ・ケ・ナダ」の意味は? 「もっと、どんどん」 ハイ!不正解! これは、いろいろとポルトガル語とブラジル語の違いや、作曲者の発音の問題なども含むので、言語文化的に結構深い勘違いなのですね。 まず、この「マシュ・ケ・ナダ」の作曲者ですが、ジョルジ・ベン(Jorge Ben)、もともとの名を、ジョルジ・ベンジオール(Jorge Benjor)、と言う人です。まあ、平たくいえば、ブラジルのファンクの王様、みたいな感じで、こてこてのサンバをやる人です。かなりファンキーな人で、この人自身がブラジル音楽においては「巨人」扱いされる存在の人で、アメリカのファンキーな音楽が好きな人は、この人を聴いてみると、ブラジル音楽がかなり身近に感じられるのではないかと思われます。で、タイトルの「マシュ・ケ・ナダ」ですが、これ、かなり訛っているのですね。そう、コテコテのファンキーな人だから、「Mas Que Nada」と言うのは、フツーにポルトガル語発音をすれば、「マス・ケ・ナーダ」なのですが、思いっきり訛っているために、たとえばアメリカの黒人の場合「th」を「タ」行や「ダ」行で発音するように、「Mas Que Nada」を「マシュ・ケ・ナダ」と発音したのがそのまま通ってしまっているのです。これが発音だけで勘違いを呼び、 「マシュ・ケ・ナダ」→「Mais Que Nada」 と間違われてしまっていたりします。一応私の怪しげなポルトガル語の知識ですと、 「Que」と言うのは、英語で言う「what」や「how」や「one」に当たる言葉なので、これでかなり意味が間違われてしまっているのです。 「Mais」は、英語で言う「much」のことで、「もっと」とかそんな意味です。 「Nada」は、英語で言う「never」のことで、「〜ではない」と言う意味です。 ですから、「Mais Que nada」と勘違いされたものは、 「Mais Que nada」→英語にトランスレート→「Much One Never」となり、どう訳したのかは分かりませんが、「もっと、どんどん」と言う意味にされてしまったのです。 「Mas」は、英語では「hey」とでも言いましょうか、掛け声なのですね。それで、 「Que」→「how」 「Nada」→「never」 なので、「Que nada?」と言う事で、英語で言う「What's Happen?」のことなのですね。ですから、「Mas Que Nada」とタイトルが書いてあっても、実質的には「Mas,Que nada?」と言う事で、日本語にすれば、「よう、どうしたんだい?」と言う意味なのです。だから、この曲の最初の所で、 「♪マ〜シュ・ケ・ナーダ」 と歌っているのは、 「おい、どうしたんだよ?」 と言う出だしなんです。そうすると何となく曲の雰囲気とマッチングしてきませんか? 名曲でもこれくらい勘違いがはなはだしいのも数少ないと思いますよ。 写真は、新幹線500系です。これはJR西日本しか持っていない車両で、デザイン性の高さが世界的に評価されていない車両です。これがJR東海やJR東日本だったら、世界に紹介されていてこのデザインの素晴らしさが見逃されるはずは無いと思うのですが。そういえば、小田急のロマンスカーの展望席が安全性の問題で、当分座れないらしいです。いくらなんでも、飛び込み(自殺)の人があっても、展望席のフロントガラスが割れてしまってはいけませんね。小田急は一体どんなガラスを使っていたのでしょうか?これまでこのような事故が無かっただけに、フロントガラスを「偽装」していたのでは、と言う疑いが発生致します。小田急沿線は急激に人口が増えたために、特急車両の中には、通勤用にコストを下げた車両も投入されていますから、この辺があやしいですね。「EXE」は、危険な感じがしますね。
by journalism-1
| 2006-02-17 21:40
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