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わんこそば76杯という記録を残して、午後からは、竜泉洞へ。地図上で見てもお分かりかと思いますが、バスで2時間半ほどかかるのですが、その間4月と言うのに豪雪地帯のような早坂高原を通るので、ビックリします。 竜泉洞と言うのは、日本三大鍾乳洞の一つとして秋芳洞と並び称されている所ですが、この「三大」はまもなく取り消しです。実は竜泉洞の上流にある安家洞と言う所が、秋芳洞なんか比べ物にならない、日本最大の鍾乳洞である事が、つい最近分かりました。そういえば、猊鼻渓の船下りの船頭さんが、 「こちらのほうでは、何だか安家洞と言う所がかなりの評判ですよ。地元の人はかなり行っているさあ。」 といっていたのを思い出しました。 でも、この竜泉洞だって、観光地と言うにはあまりにも険しい所ではないですか。竜泉洞の洞窟の中を通ると、もちろん鍾乳洞ですから、水に濡れる事くらいは覚悟しないといけませんが、中の通路の険峻さといったら、それは軽い登山に近いもので、偶然にもごつい靴を履いて旅行していてよかったと思った瞬間でした。 竜泉洞のウリは、何と言っても岩清水。綺麗な水は、フランスからミネラルウォーターの賞を貰った事があるくらい、素晴らしいもので、私も2リットルのペットボトルのものを購入してしまいました。 竜泉洞の観光が終わると、タクシーで岩泉へ。ここ岩泉から茂市と言う所へ向かう、JR岩泉線は、一日3往復しか列車が走らない、日本一のローカル線です。その貴重な列車に乗るべく岩泉の駅に着いたのですが、中の待合室はガラ〜ン。高校生らしき男の子一人、女の子一人、小学生らしき女の子一人、おばあさん一人、それぞれが黙って座っている様は、ケータイ電話の悪質な仕業と二人の高校生を見て分かりました。私はここに言いたいです。「ケータイ電話亡国論」を。コミュニケーションの疎遠化が、国を滅ぼすと言いたいです。いや、国なんかは滅んでもいいけれど、人間の心が滅びます。心が滅んだ人間は、亡霊の国の人です。だから、亡国論。ケータイ依存症の子供たちを見ると、アヘン戦争直前の中国がこのようではなかったかと思います。人間として、もう末期症状のように見えます。 岩泉から、JRに乗って茂市へ。茂市と言う所は、単なる分岐駅で、何にもない所です。そこからまた盛岡に戻って一泊、翌日の観光に備えるのでした。 写真は、日が沈んだ直後の茂市駅。寂しさが、何となく愛おしさにも通じる、日本人的に心揺さぶられる風景です。そうこの近くの有名人、宮沢賢治の見ていたのも、このような寂しさと愛おしさの共存する光景だったのではないでしょうか。
by journalism-1
| 2006-05-08 12:20
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