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統計学、というほど新しい学問はなくて、心理学同様まだまだ発展途上のものなのです。それなのに、人間というのは、数字を示されると弱い。統計学、という未熟な学問からはじき出されたものであっても、数字として示されると大きく影響を受けてしまう、あなた、思い当たりませんか? しかし、信頼するにあらず! 視聴率が騒がれた時代に(今でも騒いでいるか、あの連中は)、視聴率が30%を超える数字になってくると、2〜3ポイントは誤差の範囲としてどうしても食い違いがでてしまう、という話がありました。もちろん、全員にアンケートを取るわけにもいかないので、視聴率を出す時には、「統計学」に基づいたサンプルを抽出して行うわけですが、30%かそこらで2〜3ポイントの誤差が生じるという事は、内閣支持率が、 「過半数を割りました」 といっても、これはかなりまゆつば物です。世論調査で、 「前回の調査より、○ポイント増え、○○%になりました」 とやっていても、それが10ポイントくらいでなければ、もう気にする事は無いのです。内閣支持率や、不支持率は、最近40%から50%のあたりを右往左往していますが、ここで数ポイントの動きがあったとして、これは誤差ですからこれで「支持が増えた」「不支持が増えた」というマスコミがナンセンスなんです。 マスコミに世論誘導する為の「世論調査」がたくさん行われています。数字に影響を受けてしまうのは仕方無いですが、そのマスコミにとってどのような数字が出ると都合が良いか、という視点で観る事によって、「誤魔化し」「ミス・リード」というのが浮かび上がってきます。 数字を観る時には、まずその数字がどこからやって来たのか、どこで使われるか、という数字を発表する方の立場に立ってみると、いともたやすく世論を誘導する為の道具になる事が分かります。この際 、数字にこだわらず、イメージで という事で良いのではないでしょうか。統計学ほど怪しい学問はありません。サンプルの抽出の仕方でさえも、安定していないのですし、その出所が隠蔽されているという杜撰なものまであります。 物事を把握する時に、数字を多用すると、全体像が見えてこなくなります。これは間違いの元です。とんだ落とし穴が待っているかもしれないのです。
by journalism-1
| 2007-03-23 14:18
| 世論”評”査
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