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中東とか、アウェーとかの問題以前に、自滅した、日本代表と韓国代表。 監督が信頼していた選手に裏切られ、結果的に心中した格好。ジーコ監督もボンフレーレ監督も帰ってきたら、報道陣とファンにヤジられるでしょう。仕方がない。責任を取るのが、監督の務め。 中田(英)と心中したジーコ監督。李天秀と心中したボンフレーレ監督。二人とも、失敗した点は、それ以外にもある。 小野伸二の交代は、中盤のゲームコントロールを放棄したも同然。柳想鐡の交代は、チームのファイティングスピリッツを完全に台無しにした。この事の方が、禍根になる。 「拙攻」の日本と「拙守」の韓国。 日本は、事前の情報でおかしい事がはっきりしていた。中田と宮本の二人キャプテン、て何?三頭政治でもうまく行かないのに、「両雄並び立たず」と言うことわざを知らんのか、ジーコ。「キャプテンマークは中田に着けさせる」と言いつつ、スタメンは公表しておいて、試合になったら宮本がキャプテンマークを巻いている。 左サイドが守勢になる事ははっきりしていたので、右を走らせるのが普通。中田がキープしている間に、福西も小野も加地も追い越していった。でも、中田がパスミスばかり連発。中田はチームのリズムを理解していない。彼のエゴイズムがマイナスに働いた格好。玉田も出来が悪かったから、中田を高原の後ろにつけて、自由にゴールを狙わせる、そういう交代が後半の頭からされると思ってた。ベンチに本山がいない事も、おかしかった。中田とタイプがダブる小笠原を入れておいて、ドリブルもスルーパスも出せる本山をサブからも外したのは、理解に苦しむ。藤田がケガで帰国したのだから、ますます本山というオプションは必要だったはず。 4-2-2-2というシステムは、普通ありえない!4-2-3-1か4-1-4-1でしょう。仮に攻撃的MFが2枚の場合、少なくとも1人はサイド突破が出来る選手を配置するでしょう。2人ともパサーでは。ブラジルのように、ボールポゼッションで圧倒出来る場合は別として。それでも、FWの1人が中盤に引いてきて受けるとか、セオリーははっきりしているのに、ゲームキャプテンが曖昧だと、こういう風に試合中の修正が効かない。試合後の福西の目が真っ赤だったのは、どうしてくれる、ジーコ。「一敗地に塗れる」とはまさにこの事。バーレーン戦にむけて、劇薬が必要ですね。小野のポジションは、遠藤しかいないと思う。そこを中田にやらせたら、北中米カリブ海とのプレーオフまで、盛り上げさせてくれるわけ?ジーコ。 韓国のサッカーファンは、日本代表を見て、「らしくないな〜」と思ったはず。日本のサッカーファンも、韓国代表を見て、同じ事を思いました。 球際に弱い。走力が無い。あんな消極的な韓国代表は、おかしい。黄善洪や洪明浦の時代は、こんな事は無かった。その時代を知る、柳相鐡が、オーバーラップする状態に周りがしていない。朴智星をウイングのポジションで使わないのはなぜ、と韓国のマスコミに叩かれるでしょうなあ。日本と違って、ヒディング監督の影から、まだ逃れていないのに。せっかく4バックを捨てて、3-4-3でいったのに、ボール回しばかりしていてもしょうがないでしょう。車ドゥリとか、サイドの突破がきくプレーヤーはたくさん居るはず。サウジアラビアは、引いて守っているのに、ミドルシュートが全く飛ばない。確かに、アルデアイエからポジションを奪ったGKだけあって、「黒い蛛」でしたよ。でも3トップなら、セントラルMFが遠目から打てば、偶然でもチャンスが転がってきたはず。金南一はそういうタイプだけど、朴智星は違う。リベロがいるなら、柳相鐡をセントラルMFで使うべき。今の韓国代表において、人材不足を感じさせるのは、リベロだけ。李榮杓を中央で使っても良かったのに。 日本にいる韓国人Jリーガーは、怒っているだろうなあ。プレースキッカーに安貞桓が居なかったのは痛恨の極み。 とにかく、韓国代表は、キャプテン不在。柳相鐡の扱いがあれでは、内紛の種にしかならない。もっと彼を精神的支柱として、尊重すべき。ウズベキスタンは、タイプ的にはドイツに似ているので、去年の試合のように出来ればいいけれど、守備の甘さは気になる。PKを与えた場面は、経験の無さがはっきりした。李康珍の方がうまいと思ったのは日本人だけか? もめますよ〜、両国とも。
by journalism-1
| 2005-03-26 07:09
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