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7/2のJリーグの試合、また、ヨーロッパがシーズンオフのために雨後の筍のごとく出てくる移籍情報、かなり興味深いです。 まず、強大!!兄の権力…ジーコ不在でも新人材探しから。 日本代表のメンバー選考に関して、ジーコ監督が、Jリーグの試合会場に足をあまり運ばないので、「国内組」はないがしろにされているのではないか、という批判が広まっていますが、この記事の通り、その批判はややピントがずれています。前任のトゥルシエ監督が、とても精力的にJリーグの試合を観戦していたことから、反動として出た批判のようですが、もともと大選手であるジーコ監督の場合、技術的なことを見れば、「欧州組」でも「物足りない」と感じてしまい、選手の精神的な部分以外は、なかなか適性を見ることが難しい、ということを自覚しているのでしょう。 そのために、実兄のエドゥーTA(テクニカル・ディレクター、つまり直訳しても、技術監督)が、選手の技術的な見極めをしているのですね。エドゥー氏は、もともと現役時代、サイドのプレーヤーとして、ドリブルが得意で、サイド攻撃の専門家でした。玉田(ドリブルが得意)、加地(サイドの専門家)を発掘するのは、お手のものですね。現在の日本代表においても、フォワードを除き、MF、DFともにセンターの選手は既に代表に選ばれたことのある選手で、だいたいメドが立ちますし、日本を代表する選手ばかりです。今、問題になっているのは、サイドが、攻撃・守備ともに機能していない(加地に関しては、コンフェデと、昨日のFC東京でのプレーから判断して、もはや完全にブレークした感があります)事で、国際的に通用するようなサイドの選手、というものが求められています。 となれば、現役時代、サイドのスペシャリストだった、エドゥー氏が見た方が、センターの選手であったジーコ監督が見るより、確かであるのは、はっきりしてますね。 え〜次に、中田シュツットガルト浮上 トラパットーニ新監督「欲しい」ですね。 移籍情報は、ガセネタもあれば、代理人やクラブの思惑から、意図的な情報がリークされることが多く、信頼性は低いのですが、愛称「トラップさん」こと、トラパットーニ氏が、新たに赴任するクラブで、「欲しい」といえば、話が違います。トラパットーニ監督は、現在でもセリエA最多勝監督であり、その手法に「時代遅れ」という評価は避けられませんが、その名前の権威は、ヨーロッパではとても大きいものです。この人をもってすれば、補強に関して、クラブのフロントもなかなか逆らえないところがありまして、フィオレンチーナsideとしても、無視することは出来ません。実現性が、決して低いものではないでしょう。中田本人は、ドイツという国の文化には興味がないかも知れませんが、W杯が開かれる国で、その存在をアピールすることは、とても大きなアドバンテージであることをよく分かっているはず。 Jリーグでは、ガ大阪が大勝 東京ヴは1点返すのが精いっぱいと、横浜マが完勝 大分は攻撃陣が決定機に決められずですね。 ガ大阪は、次の試合、厳しいです。大黒の能力には、疑問の余地はありませんが、サッカーでも野球でも、得点をあまりにも取った試合の次の試合というのは、「打ち止め」という状況が、なぜか必然的に起こるんですね。西野監督も、経験豊富ですから、次の試合は「引き分けでも仕方がない」と思っているのではないでしょうか。 横浜マは、岡田監督の新たな作戦が、早速成功してしまいました。Jリーグの7月からの一番の見どころといえば、「横浜マが、どれだけすごい巻き返しをするか」という所に尽きます。岡田監督は、一昨年、昨年と挑戦しようとしても、「勝ち」という結果にこだわるために、念願である、4バックの導入をあきらめてきた経緯があります。しかし、ACL(アジア・チャンピオンズリーグ)の予選敗退によって、また、現在の順位や昨年までの勝負強さが無くなっているチームに、「失うものは何もない」ということで、監督自身が「勝負」に出ました。これでいきなり結果が出るんですから、岡田監督は、能力もさることながら、「勝ち運」も相当なものです。 「勝ち運」ということでいえば、監督の能力としては、世界屈指である、オシム監督もジェフ千葉で「勝負」に出ましたが、結果は引き分けでした。かねてから暖めてきた、世界でも最先端を行くシステム「2バック」を披露したのですが、選手が監督の思惑を充分に理解出来ずに、普段よりも内容の悪いサッカーをしてしまったことと、再三の決定機にゴールを決められなかったのは、イビチャ・オシムという、サッカー人としても人間としても、百戦錬磨の人物が、計算し尽くして行った「勝負」で結果を得られなかったのは、「人生の不条理」を感じずにはいられません。もっとも、「人生の不条理」に関しても、オシム監督は知り尽くしていますが。 サッカーが、世界でもっとも普及している理由の一つに、「論理やお金だけで勝利を得ることは出来ない」という、「下克上」の醍醐味があると思います。
by journalism-1
| 2005-07-03 08:23
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