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かなり、ヤバイ方面の話かもしれません。 サッカークラブ、特に、みなさんが御存知の「超有名クラブ」は、やはりそれだけのネーム・ヴァリューがあるので、色々な「シガラミ」と無縁ではいられません。それら、サッカークラブの「背景」を、御存知ない方のために、ちょっとした知識として、お耳に入れたいんでございますよ。 さて、一つひとつ解説していきましょう。 「ユベントス」 世界に名だたる名門ですね。イタリア国内では、しばしば「黒い噂」(審判の八百長問題、ドーピング疑惑)が取り沙汰されるクラブですが、そうした事は、とにもかくにも、このクラブが勝ちまくってきたから、と言う事も言えます。ここは、御存知の方も多いと思いますが、今度、冬季オリンピックが開かれる、トリノを本拠地としています。イタリアの一番のクラブが、首都のローマでもなく、経済の中心地のミラノでもない、トリノにあるのはなぜか? トリノ、と言うのは、日本で言う所の、名古屋、ですね。名古屋、と言うと、TOYOTAの城下町。トリノは、イタリア随一の自動車メーカー、フィアットの城下町なのです。ユベントスのオーナーは、フィアットの会長、アニエリ一族です。フィアット、そのものは、自動車としてはなじみがあまり無いですが、フィアットグループと言えば、当然、フェラーリがその傘下にあります。それ以外にも、アルファ・ロメオ、ランチア、マセラティ、もう、カーマニアは良く知っている所ですね。このため、様々な、「企業圧力」が、イタリアの至る所にかかっている、と言う疑惑が持ち上がるのも、「火の無い所に煙は立たぬ」と同時に、「噂に尾ひれがつく」と言う事になって、ある事ない事が言われます。まあ、そういうクラブ、と言うだけの事です。 「バイエルン・ミュンヘン」 ミュンヘンは、特に、カトリック教徒の多い地域で、バイエルン・ミュンヘンは、ドイツ屈指の名門クラブになったため(名門だったのは、以前からだが、ドイツ屈指になったのは、ベッケンバウアー以降)、ただならぬ政治色を帯びています。最近のニュースで御存知の事と思いますが、このクラブ、キリスト教民衆・社会同盟と、ほとんど「密着」しています。サポーターの中には、この党の大物もいます。底辺には、「ネオナチ」のグループがいる、と言う「黒い噂」もあります。まあ、日本で言う、「読売巨人軍」に近い存在でしょう。巨人は、政治とは関係ありませんが、唯一の全国区のチームであり、政治色がある事、やや手荒な所、ほとんど共通しています。そう、国内の選手を、大金で引き抜く所も、ソックリです。多くの、ドイツ人フットボーラーが、バイエルンで、プレーしたい、と思っているのも、確かです。 「レアル・マドリード」 元々、「レアル」と言うのは、スペイン王室公認、と言う意味です。この称号を持つクラブは、ほかにも、「レアル・ソシエダ」「レアル・ベティス」など、スペインには、複数ありますが、首都にあるのは、このクラブだけ。ある意味、「王室御用達クラブ」的な所があります。まあ、わりと、アンフェアな事がまかり通る所があって、「銀河系」のスターを集める以前から、このクラブは、借金まみれだったのですが、そもそも、ほとんど常に「財政破綻」しているクラブ、の様です。アンフェアな事がまかり通る、と言うのは、このクラブの負債返済のために、「公的資金」が投入された事がある、のです。マドリード市内の、土地の売却益(マドリード市のものですね)が、このクラブにつぎ込まれたりしています。サッカーは、元々「不条理」なスポーツである事は、合意の上で見るものですが、経済面での「不条理」があるのは、このクラブくらいです。 この辺の事をつっこんでいくと、もう、ヨーロッパ文化論、的な事に発展していくので、好きなひとは、どんどん追究していって下さい。「アスレチック・ビルバオ」「FCバルセロナ」「ACミラン」「チェルシー」「PSV」などは、企業、マスコミ、政治、民族、と複雑に「シガラミ」があって、こうした、「ドロドロしたものでも、見てやろう」と思う人は、多分、私の様に、色々関係した本を読みまくる人になるでしょう。サッカー好きなだけで、ヨーロッパの多様な面が見えてくる、と言う事になってきます。
by journalism-1
| 2005-10-19 14:21
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