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緒方元公安庁長官の朝鮮総連の施設の事件、マスコミの報道のままではあるまい。これは、明らかに政治の謀略の匂いがする。 この時期、紛糾する議会、夏の参院選を前に、自民党、というか安倍内閣にとって、北朝鮮関係の悪い噂や事件があると、プラスに作用するのは間違いない。それが、よりにもよって元公安の人間によって起こされたとなれば、こういう図式になる。 公安の人間がボーッとしているから、北朝鮮問題が解決しないのだ。首相は解決に努力しているのに。何たることだ。 というプロパガンダになる。 公安の人間なら、一線を退いたとは言っても、既得権益者だから、わざわざ朝鮮総連と言う「扱いに注意」な組織を利用しなくても、汚職をやろうと思えば出来るはず。また、機密事項にもあずかっているから、それを利用した「ゆすり」だって可能だ。 なのに、なぜ、朝鮮総連絡みで、犯罪を? とにかく、はっきりしているのは、この事件は政府・内閣にとって格好のプロパガンダであることだ。緒方氏が陥れられた可能性を感じずにはいられない。総連の施設のことが、弁護士を含め、こんなに全て明らかになっているのも不自然だ。あまりにも事件が明白過ぎる。そんなに朝鮮総連絡みのことは単純ではない。 内閣のイメージアップのために、朝鮮総連と裏で結託して、公安を陥れた・・・・考えたくない筋書きが、充分に有り得るのだ。内閣の支持率が急落しかねない状態で、誰かがこんな茶番劇を用意したとも考えられなくもない。
by journalism-1
| 2007-06-29 17:33
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